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日本の富裕層市場を狙うメルセデス・マイバッハ Sクラスが2253万円から

メルセデス・マイバッハ S 560 4 マチックと上野社長

メルセデス・マイバッハ S 560 4 マチックと上野社長




日本の富裕層ビジネスを象徴するモデル

Mac Bookをスタバで開けばドヤれるが、電車に乗っているときだと、ちょっとドヤれない。理由は、揺れや振動だ。目の前でノートPCを開いている仕事熱心なビジネスマンをたびたび見かけるが、揺れる車内では、キーボードやトラックパッドの操作がなかなかスムーズにはいかないものだ。だが、今回出たマイバッハ Sクラスなら大丈夫。前方路面の凹凸を検知し、クルマの姿勢を常にフラットに保つ、マジックボディコントロールによって、オフィスや書斎にいる時のように文字を書くことができるからだ。そもそも、マイバッハに乗るという時点で十分ドヤれているのだが…。


今回販売されたのは、メルセデス・マイバッハ S 560とメルセデス・マイバッハ S 560 4マチック、そしてメルセデス・マイバッハ S 650の3タイプだ。S 560の方は4.0リッターのV8ツインターボ(469PS/700N・m)でどちらも2253万円、S650は、6.0リッター V12のツインターボ(630PS/1000N・m)で2761万円となっており、マイバッハとしては求めやすい価格設定になっている。予約受付はすでに始まっており、9月から順次納車が開始されるが、S 560とS 650は12月ごろの納車予定だ。

マイバッハマイバッハ

メルセデスにはAMGがあるじゃん、と思って人もいるだろう。AMGが究極のハイパフォーマンスを追求するのに対し、マイバッハは、究極のエクスクルーシブ性を有する威厳と風格を備えたブランドであると定義づけられている。最も大きな違いは、AMGはドライビングカーなのに対し、マイバッハでは、ショーファーカーという目途なので、注力するポイントが大きく違ってくる。マイバッハは、後席重視だ。3月のジュネーブショーで発表された、ブランド初のSUVモデル、メルセデス・マイバッハ G 650ランドレーが登場した。ランドレーの名の通り、後席部分のみがオープンになるタイプで、悪路でもオープンエアドライブが楽しむことができるものだ。

トップギアジャパンちょうど、トップギア・ジャパン010で、「1億円のG」と題し、このG 650 ランドレーを紹介した。価格はポンド/円換算で9600万円となり、普段見ることのできない世界を展開している。


マイバッハの創業者であるヴィルヘルム マイバッハは、ダイムラー社のエンジニアとして様々な革新的なものを生み出してきたが、退職し、1909年に自らの会社を設立した。マイバッハは、飛行船ツェッペリン号のエンジン供給をしていたが、ヴィルヘルムの息子、カールマイバッハが設計したエンジンは、直列6気筒のレイアウトで、整備性が非常に高く、飛行中でも調整が可能だったという。その後信頼性の高さが評価され、鉄道や船舶にもマイバッハのエンジンは採用されていった。1929年登場のタイプ12は、150馬力を発生する排気量7リッターのV型12気筒エンジンを初めて採用した。マイバッハは、企業のトップや高級官僚などのためのプレミアムクラスの自動車として、販売したのである。V12エンジンはその後登場するマイバッハ ツェッペリンDS7にも搭載され、マイバッハを象徴するエンジンとなった。第二次世界大戦を経てマイバッハは、販路を航空機や船舶などの分野に進出していった。

マイバッハマイバッハ

そして2002年に当時のダイムラークライスラー社が、Sクラスを超えるよりプレミアムカーがほしいという顧客からの声をもとに、マイバッハブランドを復活させ、マイバッハ57やマイバッハ62が生まれることになった。

今回のマイバッハSクラスはメルセデスベンツSクラスのロングモデルよりさらに20cm長いホイールベースとなり、後席の快適性を高めるための設計となっている。シートは左右ともにオットマン機構を備えた、エグゼクティブシートだ。

マイバッハマイバッハ

また優れた静粛性により風切り音の低減と、後席を大きく囲む遮音材や、特殊なシーリング技術などにより、量産車として世界最高の後席の静粛性を実現している。


またホットストーン式マッサージを含む6種類のマッサージプログラム、ワイドスクリーンでエンターテイメントを楽しむことができ、冷たい飲み物は保冷し、温かい飲み物は保温する切り替え機能を備えたドリンクホルダーもある。ドリンクは、片手で簡単に出し入れが可能な左右リアシート用格納式テーブルに置けばよい。さながら飛行機のファーストクラス仕様だ。

ステレオマルチパーパスカメラとミリ波レーダーによるインテリジェントドライブができるほか、スマホで世界のどこにいてもロックやアンロックできる機能のMercedes me connectや、24時間コンシェルジュサービスも提供されているので、安心が高まる。

マイバッハマイバッハ

S 560には、狭い場所に駐車する時など、車外から自動駐車させる機能も付いている。

そのほか、全長6.5mで対面4座仕様にもできるメルセデスマイバッハ S 600プルマンは昨年9月に完全受注生産モデルとして発表をした。また、本年1月にはメルセデス・マイバッハS 650カブリオレが世界で300台、日本では4台販売されたほか、前述のメルセデス・マイバッハ G 650ランドレー、昨年のペブルビーチで発表された全長5.7mの2シータークーペ電気自動車のコンセプトモデルであるビジョン メルセデス・マイバッハ6、今年のペブルビーチでは、ビジョン メルセデス・マイバッハ6カブリオレが登場するなど、マイバッハファミリーは増えている。

広報の方にG 650 ランドレーについて聞いてみたところ「日本のお客様の中には、問合せされる方もおられます。Gクラスには、マニアの方がいらして、ご興味があるようです」とのこと。日本にも、富裕層ビジネス市場が興隆していることを裏付けた発表会だった。

なお、会場では、9月26日に発表されるEクラス4番目のボディタイプとなる、メルセデス初のクロスオーバー、Eクラス オール-テレインが特別展示されていた。こちらも楽しみである。

Eクラス オールテレーンEクラス オールテレーン



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