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ついにアストンマーティンもSUVに参入、2019年からDBX生産を目指す

(左から)アストンマーティンCEOのアンディ パーマー、ウェールズ州のカーヴィン ジョーンズ首相、マイケル・ファロン国防大臣、アルン ケアンズ議員

(左から)アストンマーティンCEOのアンディ パーマー、ウェールズ州のカーヴィン ジョーンズ首相、マイケル・ファロン国防大臣、アルン ケアンズ議員




待ちに待ったアストンマーティンのSUV参入

DB11などで有名な英国のラグジュアリーブランド、アストンマーティンが本格的にSUV市場へ参入する。

今や、世界中でSUVはブームともいえ、低価格帯のものはもちろん、マセラティやジャガー、ベントレー、ポルシェまで、高価格帯のSUVがどんどん登場してきている。アストンマーティンでは、モーターショーでDBXのコンセプトカーを見せてはいたものの、なかなか具体的な話しが聞こえてこなかった。

DBX

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だが、英国防省からアストンマーティンへ、南ウェールズのセント・アサンの施設を正式に引き渡すことが決定し、2019年からDBXの生産を開始することを目指しているということが正式に発表された。かつて軍事施設だったこの施設は、国防省のセント・アサン再開発プロジェクトの「第二段階」での譲渡となり、アストンマーティンでの英国内2番目の工場となる。

St Athan Factory Layout_tn式典には、アストンマーティンの社長兼最高経営責任者(CEO)を務める Dr. アンディ・パーマーのほか、ウェールズ相のアルン・ケアンズ議員、ウェールズ政府のカーウィン・ジョーンズ首相らが出席した。

この式典では、国防大臣のマイケル・ファロン卿により、国防省からアストンマーティンへ正式に引き渡されることとなった。

新しい工場の設立は、当然ながら雇用を生み出す。少し前に、アメリカのトランプ大統領から日本の自動車メーカーに、米国に工場を作るよう要請されたように、失業率の削減のためにも、自動車工場ができるということは、その国や地域によってたいへん嬉しいことだ。

Dr. Andy Palmer (President & CEO, Aston Martin) (3)_tn

今からちょうど 1 年前、アストンマーティンは、ブランドの成長戦略「第二世紀プラン」の一つとして、世界の 20 の候補地のなかからセント・アサンを選択して、英国内の 2 番目の生産拠点とすることを発表した。セント・アサンへの投資は、2020 年までに 2 つの生産拠点で、あわせて 1,000 人の新しい雇用を生み出すという、アストンマーティンの業務拡大計画の一環として実行されたものである。サプライチェーン(部品メーカーや運送会社)とウェールズの地元諸産業を含めれば、雇用はさらに 3,000 人程度に増えることになる。

DBX2016 年の後半に始まったプロジェクトの第一段階では、敷地の一部の使用が許可されて、
お客様と従業員の受付エリア、管理業務用オフィス、従業員向け食堂などの整備を進めた。

第二段階ではいよいよ、3 つのスーパーハンガーを改装して、最新の生産設備に変更する
工事を始める。この新しい工場は、南ウェールズに数多くの雇用の機会をもたらすことに
なるだろう。昨年アストンマーティンが入社希望者を募集した際には、3,000 人の応募者が集まった。最初に雇用した従業員は、すでにゲイドンで DB11 の生産に携わっている。これは、2020 年に彼らがセント・アサンで担当することになる、高度な技能を要求され
る作業のトレーニングを兼ねている。

DBXDBXDBX

ウェールズ政府のカーウィン・ジョーンズ首相は、次のように述べた。「アストンマーティンによる地域コミュニティおよびウェールズ経済に対するプラスの影響は、すでに実感できるものになっています。アストンマーティンのゲイトン工場では、現在 40 人以上のウェールズ人従業員が雇用されて、セント・アサンにおける生産準備を進めています。2020 年までに、さらに多くの雇用が生み出されることになるでしょう。セント・アサンでの再開発の第二段階が始まったことで、ウェールズ国内のサプライチャーンは、ウェールズ政府の“Sell to Wales”調達サイトを通じて、合計 6,000 万ポンドを超える契約に入札する機会を得られるようになりました。これにより、アストンマーティンによる巨額な投資の恩恵を、ウェールズ全体に広げていこうとしています。」

Dr. Andy Palmer (President & CEO, Aston Martin)_tnパーマーCEO は、この式典で次のように述べている。「セント・アサンの“スーパーハン
ガー”と呼ばれる巨大格納庫は、そのサイズとスケールから、既存の構造物を活用しつつ、
我々の第 2 の生産設備を建設するのに、格好の条件を備えています。ゲイドンの本社およ
びスポーツカー工場と同様に、セント・アサンが元英国空軍の基地であるというのも、偶然ではないでしょう。これからいよいよ、再開発プロジェクトの第二段階に取り掛かります。これらの飛行機格納庫は全面的に改装されて、最新の生産設備の母屋になっていくでしょう。」

式典に出席した英国国防大臣のマイケル・ファロン卿は、次のようにコメントしている。
「今回の投資は、ウェールズにとっては素晴らしいニュースです。アストンマーティンが、我々がもう必要としない国防省の土地に、新工場を建設する決断を下したことで、ウェールズに、高度なスキルを持った労働者が多数生み出されることになりました。こうした土地を手放すことで、我々もより防衛に適した不動産に投資して、軍人とその家族に恩恵をもたらせるようになります。」

ウェールズ相のアルン・ケアンズ議員は、次のように付け加えた。「イギリスとウェールズ政府の緊密な協力関係と、名門スポーツカーブランドであるアストンマーティンのおかげで、セント・アサンが雇用の重要な拠点として蘇りました。これにより、この地域全体に、貴重なスキルと永続的な遺産がもたらされることになるでしょう。イギリスは EU を離れることになりましたが、この国が依然、投資の対象として、そしてビジネスを行うのに、素晴らしい場所であることは変わりありません。アストンマーティンがウェールズに投資したことで、我々が企業投資を支援し、そのための正しい条件整備をしていることが、証明されることになりました。イギリス政府の産業政策は、全体として良好に推移しており、世界をリードする産業分野に正しいインフラ、技術、支援を提供すると同時に、新興の分野に関しても、成長のための様々な支援を行っています。」

先ごろ、日本では、SKY GROUPによるアストンマーティン東京が、港区・南麻布の仮店舗でオープンしたばかりだ。このSUVの日本導入はまだ先の話しだが、日本でもアストンマーティンのポジショニング向上が期待できるニュースとなりそうだ。





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