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ALA採用のランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ

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エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ(ALA)が特徴のペルフォルマンテ

ジュネーブ・モーターショーにて最新モデル 「ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ」”Lamborghini Huracán Performante” (以下、 ウラカン・ペルフォルマンテ)が、新色のマットオレンジ(アランチョ・アンタエウス)をまとって発表された。こちらは、トップギア・ジャパン007でも擬装状態でテストドライブされたという、ファン待望のモデルとなり、とうとうベールを脱いだというわけだ。納車開始は2017年夏以降だという。

ALA採用のランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテペルフォルマンテは最新の軽量化技術である エアロ・ベクタリング機能付アクティブ・エアロダイナミクス、設定を改良したシャーシ、 四輪駆動システムおよび進化したパワートレインのすべてを備えている。サーキットでのスポーティーな走りと公道での魅力的かつダイナミックな走りをバランスよく兼ね備えたスーパースポーツカーだ。
先日もお伝えしたとおり、2016 年 10 月 5 日、ドイツ、ニュルブルクリンクのノルトシュライフェにおいて量産車としては史上最速のラップタイムとなる 6:52:01 を記録している。

ペルフォルマンテの最大の特徴はイタリア語で「翼」を意味するエアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ(以下、ALA)を採用していることだ。ランボルギーニがウラカン・ペルフォルマンテ専用に開発したアクティブ・エアロダイナミクス・システム(特許取得)は、高ダウンフォースや低抗力での走行の際、能動的に空力負荷を変化させてくれる。

ALA採用のランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテこのシステムは、デザイン、重量、パフォーマンスなどすべての面において車両と完全に一体化
している。フロント用 ALA システムの電動モーターを擁するのは、上部表面にアクティブ
フラップが付き、カーボンフォージドフレームを使用したフロントスポイラー。リアボンネットは、エアダクトの周りからリアウィング、そしてウィングパイロンを囲むように設計されている。

また、ランボルギーニ・ピアッタフォルマ・イネルツィアーレ(以下、LPI)が、車両に搭載されたすべての電子装置をリアルタイムで管理。ALA システムと連動しており、0.5 秒足らずで ALAシステムのフラップを起動し、あらゆる走行条件において最高の空力設定を整えている。

ALA をオフにすると、フロントスポイラー内のアクティブフラップが閉じ、高速でのコーナリングおよびフルブレーキング時に必要な高ダウンフォースを発生させる。ALA をオンにすると、フロントの電動モーターによってフロントのフラップが開いてフロントスポイラーの空圧を削減するとともに、インナーチャンネルを通じて特殊形状の車体底部へと空気の流れを導く。この結果、劇的に抗力が減少し、加速およびトップスピードの最大化に最適な条件が整うというわけだ。

リアボンネットの下には、エアダクト 4 本を設置。フード下の換気および排気冷却を行うために中央ダクト 2 本は常に開いた状態で、外部ダクト 2 本はリアウィングのインナーチャンネルに連結している。リアウィング・チャンネル内の空流は、電子作動式フラップ 2 つで制御。電子作動式システム全体の重量は、従来の油圧式システムに比べて 80%も軽量になっている。

ALA をオフにするとリアフラップが閉じ、リアウィングが従来の固定式ウィングと同様の働きを行う。また、最大垂直ダウンフォース(ウラカン・クーペ比 750%増)を発生することにより、高速コーナリング時およびフルブレーキ時の安定性を高める。

一方、高スロットル時には LPI が ALA をオンにし、開いたフラップからリアウィングのインナーチャンネル内へと空気が流れ込み、ウィング下を通るように導く。この結果、抗力を削減するとともに、加速力およびトップスピード到達力が向上した。

さらに、リアウィングのインナーチャンネルは左右に分かれ、高速でのコーナリングに最適なエアロ・ベクタリングを行う。LPI は、曲がる方向に応じて ALA の設定をスポイラーの左右いずれかに切り替え、インナーホイールのダウンフォースおよびトラクションを増加させることによってローリング時の荷重伝達に対抗する。また、同様にシャーシの推進力を最適化して操舵角を縮小させ、車両全体の動的安定性を向上させている。

進化したウラカンの自然吸気エンジンは、これまでランボルギーニが開発した中で最もパワフルな V10 エンジンとなった。8,000rpm で 640 hp (470 kW)、6,500rpm でトルク 600 Nm を発生。ディアブロ 30 周年記念モデルのエンジンをはじめとする過去のスペシャル・エディション用 エンジンの伝統を受け継いだブロンズの新マニホールドが特徴となっている。


新パワートレインには、ランボルギーニのモータースポーツ・プログラム用に開発された技術を採用。吸気口および排気口におけるエンジンの流体力学と同様、V10 エンジンのエアインテークシステムも最適化。ロス削減によりレスポンスの向上に成功した。一方、新チタン製バルブが、より高い位置へのバルブリフトを可能にし、エンジンの透過性およびパフォーマンスを高めている。

また、エグゾーストシステムを再設計し、重量および後方にかかる圧力を削減。排気パイプをより高く、中央寄りに設置し、ハイパフォーマンス時のエンジン音にモーターレースをイメージさせる攻撃性を加えた。強力なエンジンは、最適化トルク曲線を発生し、1,000rpm で 70%を超えるトルクを実現。向上したパフォーマンスに合わせて、ランボルギーニの 7 速デュアルクラッチトランスミッションにも最適化を施した。

乾燥重量は、わずか 1,382 kg、パワーウェイトレシオは 2.16kg/hp。重量配分は、フロント43/リア 57。0-100km/h 加速は 2.9 秒、0-200km/h は 8.9 秒。0-100km/h ブレーキ制動距離は、31 メートルとなっている。

ハイブリッドフレームをベースにしたボディには、アルミニウムとランボルギーニの革新素材「フォージドコンポジット」を広範囲に使用している。レジンの母材に炭素を埋め込んだフォージドコンポジットにより、最適な剛性はそのままに、従来のカーボンファイバー・コンポジット素材では不可能とされた軽量構造の維持と複雑な幾何学形状の両方を実現することができた。また、フロントおよびリアスポイラー、エンジン・ボンネット、リアバンパー、 エアロダイナミック・ディフューザーをはじめとする構造用部品にもフォージドコンポジットを使用し、車体の総重量を 40kg も削減することに成功している。

ペルフォルマンテが掲げた開発目標である「パフォーマンス志向のレース仕様車」を反映し、サスペンション・システムにも改良を施した。スプリングおよびバーを改良した結果、ウラカン・クーペに比べて垂直剛性が 10%、ロール剛性は 15%もアップ。アームブッシングの半径方向 剛性と軸方向剛性が 50%増加したことにより、車体の横方向制御も大幅に強化された。

フロントとリアに設置したダブルウィッシュボーン・システムには、パッシブ型ダンパー(オプションで磁気粘性サスペンションが付属)を装備。パッシブおよびアクティブサスペンション・システム共に、特にサーキット走行時のボディおよびホイール制御の向上を意図した設計となっている。

また、電動パワーステアリングを標準装備し、ギア比可変のランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LDS)をオプションで付けることもできる。なお、ドライビングモード 3 種 (ストラーダ、スポルト、コルサ)のいずれかを選択してもドライバーフィードバックを最大化し、高反応なステアリングが得られるよう、ウラカン・ペルフォルマンテの電動パワーステアリングおよびLDS を大幅に再調整している。サーキット走行を想定したハイパフォーマンスのコルサ・モードでは、ステアリングレシオの変動を大幅に抑え、レースのような感覚が楽しめる。

いかなる状況においても最大のトラクションが得られるよう調整を施した四輪駆動システムは、ALA システムと連動しており、新「P ゼロコルサ」タイヤの良さを存分に活かした設定となっている。一方 ESC も調整され、干渉を軽減することで、よりスムーズな介入を行える。

ウラカン・ペルフォルマンテでは、全システムの設定を自在にカスタマイズできるドライビングモードを採用している。今回、このドライビングモードの制御を担うランボルギーニ ANIMAシステムを改良し、ストラーダ、スポルト、コルサの各種モードに応じたドライビングの向上を図った。ストラーダでは、トラクションと安定性を最優先。スポルトは、後輪駆動寄りで、オーバーステア気味の挙動とドリフティングの手軽さが特徴となっている。コルサでは、サーキットで 最高の走りを実現するようにトップパフォーマンスとハンドリングを重視した。

ウラカン・ペルフォルマンテには、完全電子制御でリアにオートロック式リア・デファレンシャルを装備したランボルギーニ開発の四輪駆動ハルデックスの第 5 世代システムを搭載している。

ボディを支えるのは、専用設計のブロンズ 20 インチ・ナルヴィ・フォージド・リム。希望に応じて、セントラルロック付 20 インチ・ロジェ・フォージド・リムのご用意も可能だ。
ウラカン・ペルフォルマンテ専用に開発された「ピレリ P ゼロコルサ」タイヤは、サーキットでALA のオン/オフにかかわらず常に路面グリップを最適化できるよう設計されており、一般公道でも最適なパフォーマンスを発揮している。なお、公道走行認証を受けた高性能サーキット用タイヤ「ピレリ・トロフェオ R」も選ぶことができる。


ウラカン・ペルフォルマンテの並外れた加速力とトップスピードに対応するのが、通気性に優れたクロスドリル加工カーボンセラミック・ディスクを採用し、スムーズで連続的なブレーキを可能にした高反応のブレーキングシステム。真空ブレーキ・サーボ・ユニット付きの油圧デュアルサーキット・システムは、フロントに 6 ピストンのブレーキキャリパー、リアに 4 ピストンのブレーキキャリパーを装備している。また、「P ゼロコルサ」タイヤの採用によって、ABS のパフォーマンスおよびドライバーへのペダルフィードバックも劇的に向上した。

ボディのデザインは、ランボルギーニ・スーパートロフェオ・レース用車両のピュアなラインおよびパフォーマンスに加え、高性能のネイキッドバイクにインスピレーションを得ている。特にリアのデザインは、剥き出しのフレームや「ストリートファイター」仕様が車両の機能およびパフォーマンスを表現している。

ALA採用のランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ

獲物に飛びかかるヘビの牙をイメージさせるような、アグレッシブなフロント

さらに、デザイン面においても、重要な機能を担うアクティブ・エアロダイナミクスや軽量構造の存在を強調している。すべての ALA のコンポーネントは、シングルピースに成形・鋳造可能なフォージドコンポジットを使用した艶出し加工を施し、剥き出しのデザインに仕上げられた。また、マットなボディカラーと対照的なマットおよびグロッシー仕上げのブラックカーボンファイバーを合わせている。
生まれ変わったフロントは、レースカーにも似たシャープなデザインになり、エアインテークやスプリッターは、獲物に飛びかかろうとするヘビの牙をイメージさせる。
フォージドコンポジットを使用したアクティブ・エアロダイナミクス・フロントスポイラーは、大きな存在感を放つ一方、グリルを廃したフロントバンパーは、軽量性、高性能、そしてスポーティーさを強調している。

さらに、フォージドコンポジット製のエンジン・ボンネットでは、軽量構造を強くアピール。エンジンに冷却用空気を送る目的でエアインテークを組み込み、プレキシガラスのカバーでエンジンを覆っている。マニホルドカバーは、他のスペシャル・エディション用エンジンと同じブロンズ仕上げ。ランボルギーニのヘリテージをイメージさせるとともに、エンジンの進化と出力の増加を表している。

レースに着想を得た華麗なリアには、カーボンファイバーを多用し、フォージドコンポジット製のコンポーネントでアクティブ・エアロダイナミクスの重要性を強調した。エアダクトを外付けにしたボディと一体化させたリアウィングは、ALA 機能の中心的役割りを担うパーツで、フォージドコンポジット技術の使用により、単体としての成型が可能となった。

ペルフォルマンテのスポーティーな印象を引き立てる要素のひとつが、エクストリームバイクのように高い位置に設置された排気パイプ。高位置に設置することで、エンジンとの繋がりがより直接的なものになった。マットブラックのリアディフューザーは、ルックス・機能ともにランボルギーニ・スーパートロフェオのレースカーをイメージ。ディフューザー底部を走る菱形のラインにもフォージドコンポジットを使用し、ハイテクかつスポーティー、圧倒的な存在感を放つ幅の広いリアを強調している。横から見ると、吸気口をマットブラックで仕上げたロッカーカバーの流れるようなライン、ドア部分にあしらわれたトリコローレ(ペルフォルマンテ生誕の地サンタアガタ・ボロネーゼを象徴)、 そして光沢のあるブラックのウィングミラーをはじめとする特徴が目を惹く。
なお、ペルフォルマンテ専用の軽量ナルヴィ 20 インチ・フォージド・ホイールのカラーは、ブロンズになっている。


インテリアでは、エアベント、パドル、ドアハンドルおよびセンターコンソールは、すべてフォージドコンポジット製。これまでランボルギーニが培ってきたレースにおけるヘリテージを参照し、全面(オプションで「Y」のグラフィックをレーザー彫刻できるスポーツシートを含む)に軽量でダークカラーのアルカンターラ生地を使用している。なお、同素材のトリムを使用したコンフォート シートも、選ぶことができる。

車内ダッシュボードのディスプレイには、ALA 専用画像を駆使してエアロ・ベクタリングを始めとする ALA の作動状況を表示。車両のパフォーマンスのみならず、車内のディスプレイを介してアクティブ・エアロダイナミクスを体感できるというわけだ。

また、車内に搭載された新デジタル・コックピット・ディスプレイは、3 種のドライビングモード(ストラーダ、スポルト、コルサ)に応じて設定の変更が可能。また、ダウンフォースおよび抗力の詳細なデータを表示する ALA 専用ディスプレイも付属している。今回一新されたコックピットのレイアウトは、Apple CarPlay はもちろん、運転時パフォーマンスの録画、再生、分析が
可能なランボルギーニ・テレメトリー・システムなど、iPhone アプリにも対応している。なお、ランボルギーニ・アド・ペルソナム・プログラムでは、好みに合わせたインテリア構成が可能だ。

アウトモビリ・ランボルギーニの社長兼 CEO ステファノ・ドメニカリは「本モデルは、完璧なパフォーマンスを発揮する車を目指してきたランボルギーニによる技術開発の結晶です。ランボルギーニの DNA や革新、そして業界を牽引するスーパースポーツカーづくりに必要な全てのアプローチが詰まっています。サーキットと公道の両方におけるパフォーマンスの素晴らしさは、これまでランボルギーニが開発してきた V10 量産車の中でも最高峰と言えるでしょう。まさに”ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ”の名にふさわしい車です。」 とコメントしている。




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