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MQB導入で360万円を実現したVW新型ティグアン

新型VWティグアンとVGJのティル・シェア社長

新型VWティグアンTSI Rライン(オリックスホワイト マザーオブパールエフェクト)とVGJのティル・シェア社長




最新技術を纏いながら初代導入時と同じ360万円から設定

2008年から日本に導入され、8年ぶりにフルモデルチェンジしたティグアンが発表された。フォルクスワーゲングループジャパン社長のティル・シェア氏が今後の指針についても語った。

ティグアン TSI ハイライン(カリビアンブルーメタリック)

ティグアン TSI ハイライン(カリビアンブルーメタリック)

ティグアン TSI ハイライン(カリビアンブルーメタリック)

2007年9月にドイツのフランクフルトモーターショーでデビューした初代ティグアンは、これまで世界中で280万台以上を販売し、日本への累計輸入台数は15,000台程度となる、人気のコンパクトSUVだ。

この新型ティグアンはフォルクスワーゲンの生産モジュールであるMQBを用いており、フォルクスワーゲンブランドでは初のMQBベースの新型コンパクトSUVとなっている。

MQBはドイツ語でモジュールキットを意味するModulare Quer Baukastenの頭文字を撮ったもので、英語ではModular Transverse Matrix(モジュラー トランスバース マトリックス)のことを指す。従来のプラットフォームではセグメントごとに開発を行っていたが、MQBではこの枠を取り払い、共通部品を増やし、最新の技術を共有することで、生産コストの抑制による低価格化やボディ剛性の強化が実現されている。

1.4L TSI ブルーモーションテクノロジー

1.4L TSI ブルーモーションテクノロジーエンジンが、6速DSGと組み合わされる

今回のティグアンは1.4LのTSIエンジンで3タイプ用意されているが、最も低価格のTSI コンフォートラインなら、初代2.0L導入時と同じ金額360万円から手に入れることができる。先進装備が充実したTSIハイラインは433.2万円、よりスポーティなTSI Rラインが463.2万円となる。

初代の2.0Lよりも排気量やパワーを落としながら、燃費は、9.7km/Lから16.3km/Lと大きく向上させ、より経済性に寄与しているほか、Google、Apple、MirrorLinkなどとつながるコネクティビティ、衝突安全性能、半自動運転技術の導入など、使い勝手の良さも考えると、コストパフォーマンスは抜群だ。

Google, Apple, MirrorLinkと連携し「つながるSUV」となった

Google, Apple, MirrorLinkと連携し「つながるSUV」となった

なお、これまで日本に導入されたMQBモデルは、現行のゴルフとステーションワゴンのゴルフヴァリアント、コンパクトミニバンのゴルフトゥーラン、上級モデルのパサートのシリーズがあり、この新型ティグアンはMQBモデルの第5弾となる。

ティグアン TSI Rライン(ディープブラックパールエフェクト)

ティグアン TSI Rライン(ディープブラックパールエフェクト)

 

ティグアン TSI ハイライン(ナッツシェルブラウンメタリック)

ティグアン TSI ハイライン(ナッツシェルブラウンメタリック)

 

持続可能なモビリティプロバイダーへの転換

現在、フォルクスワーゲンの史上最大の変革と呼ぶべき「Together -ストラテジー2025」が掲げられ、世界をリードする持続性が可能なモビリティプロバイダーへ転身することを意味している。

その具体的な指針として、「トランスフォーマー2025+」があり、これはニューモビリティのトップリーグに向けて作られたものである。2020年までが第1段階で、事業基盤の確立である。これはボリュームセグメントの高収益かつリーダー的なブランドになることを目指す。第2段階はe-モビリティで、2025年までにこの分野のグローバルリーダーとなることだ。そして第3段階が新事業の開拓・確率で、2030年までにオートモビリティのグローバルリーダーを目指すということだ。

日本のフォルクスワーゲンでは中期的に「Road to 2020」という戦略を持ち、リーディングインポーターを目指すという。

2017年はステージ1の基盤強化ということで、お台場などでのイベントや豊橋の本社見学ツアーなど、フォルクスワーゲンのファンと直接触れ合うようにしながら信頼を回復してきた。

2017年から2018年はステージ2の反転攻勢ということで、フォルクスワーゲンでも発表されたばかりのコンパクトSUV、新型ティグアンのほか、up!、夏にはe-ゴルフも予定されている。そして2019年から2020年はステージ3のさらなる躍進を掲げている。

フォルクスワーゲンの2016年世界販売台数は前年比+3.8%の10,312,400台となり、5年ぶりにトヨタが首位から陥落する見通しであることが発表された。フォルクスワーゲンはとくに中国と欧州で強さを見せ、中国は354.9万台から398.2万台で、12.2%増、ヨーロッパで、404.6万台から420.7万台で4.0%、西ヨーロッパでは282,000台となり、9.2%増と高い伸びを見せている。日本では55,000台から47,000台へ、-14%となっている。

グローバルでは、グループ全体で2017年内に約60のニューモデルを導入するという。e-ゴルフをはじめとした、最新技術を搭載した新型車を投入し、各国の拠点が信頼回復に努めていくことで、フォルクスワーゲングループはこれからも販売台数を伸ばしていけるのではないかと思う。そして、日本国内でも、この新型ティグアンを契機に、SUVを求めるユーザーを引き込み、販売台数の向上が狙えるのではないだろうか。




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