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8800万円のメルセデス・マイバッハ S 600 プルマン

メルセデス・マイバッハ S 600 プルマン

メルセデス・マイバッハ S 600 プルマン




8800万円の高額希少車を販売する理由

メルセデス・マイバッハ S 600 プルマンが完全受注生産で、発売された。価格は税抜きで8800万円。日本市場向けの生産台数はごくわずかである。

6.5mとゆったりした全長のメルセデス・マイバッハ S 600 プルマン。メルセデスベンツはよく知っているが、マイバッハについては聞いたことがないという人もいるかもしれない。マイバッハとは、1909年にドイツで設立されたエンジンを製造する会社である。ゴットリープ ダイムラーと一緒に、研究を行っていたヴィルヘルム マイバッハが、息子のカール マイバッハと設立したのが名前の由来となっている。

1920年代から1930年代にかけてマイバッハは、高級車の設計及び販売を行い、美しいスタイルと贅を尽くした高級感で人々を魅了した伝説の名車「マイバッハ」が生み出されていた。第一次世界対戦後は、自動車および鉄道車両用のエンジンを製作し、1935年以降第二次世界大戰終結までドイツ軍戦車のガソリンエンジンほぼマイバッハが作っていた。

1952年、カールマイバッハ が引退すると同時に引退すると同時にダイムラーベンツは50%の株式を所有し、その後ブランドの傘下に収められた。「究極のエクスクルーシブ性」を追求する威厳と風格を備えたブランド「メルセデス・ マイバッハ」として新しく生まれ変わったという流れを持つ。

メルセデス・マイバッハ S 600 プルマンメルセデス・マイバッハ S 600 プルマン

メルセデス・ベンツのプルマンとして最も有名なメルセデス・ベンツ 600 プルマン。このモデルに量産の超高級仕様が導入されたのは 1965 年だった。しかし、プルマンの名を持つメルセデス・ベンツ高級リムジンの伝統は、実際にはそれより古く、1960 年に「アデナウア・メルセデス」の愛称で親しまれているモデル 300 のプルマン仕様車が 3 種類製作されている。そしてその後 W 100 モデルシリーズを経て、S クラス109 および 126 モデルシリーズのプルマン仕様車(特別生産モデル)や、140 および220 シリーズのプルマン仕様車(こちらはいずれも量産)が生まれた。

メルセデス・マイバッハ Sクラスのエクステリアは、メルセデス・ベンツのフラッグシップ 「Sクラス」の威厳あるフロントマスクやクーペを思わせる流麗なフォルムと、「Sクラス」のロングモデルよりさらに20cm長いホイールベースが特長である。Cピラーには、丸みのある三角形の中に2つのMをあしらった”Maybach Manufaktur”(マイバッハ・マヌファクトゥーア)のエンブレムが装着されている。また、足元には専用の20インチ鍛造アルミホイールをあしらい、重厚感のある輝きを放っている。

インテリアは、最高の素材を最上のクラフトマンシップで仕上げたウッドトリムが、美しいカーブを描きながらリアシートを取り囲んでいる。センターコンソールのウッドトリムには“MAYBACH“のレタリングを、フロントセンターアームレストとリアアームレストには”Maybach Manufaktur”(マイバッハ・マヌファクトゥーア)のエンブレムが飾られている。

そして電動対面シート、パーティションウォール、電動リアクローザー、後席3連アナログメーターなど、最新のテクノロジーを駆使しながらも、クラシカルな装いを兼ね備えた装備が充実している。

だが、8800万円のプルマンに驚いていてはいけない。マイバッハ エクセレロという、さらに上級モデルが存在したのだ。これはタイヤプロデューサーのフルダと一緒に、タイヤのテストを行う為に2005年に開発されたコンセプトカーである。マイバッハは1930年初頭からフルダへテストカーを提供する関係にあった。

5.9リッターの12気筒ツインターボチャージャーエンジンが搭載され、700馬力を発揮したエクセレロ。2005年に、車重は2.6tとかなり重量級であったにも関わらず、イタリアで最高速度351.45km/hという記録を出した。このエクセレロは一説によれば8億円もすると言われている。今年発表されたブガッティ シロンが3~4億円とも言われているが、その倍近くするまさに怪物だ。

このようなクルマを販売することで、ラグジュアリーな分野におけるメルセデス・ベンツの技術力をアピールでき、他のモデルの販売台数も増えていく狙いがある。加えて歴史という点では、他社は及ばない風格もあるので、「最高額、限定」というキーワードは、心をくすぐる。メルセデス・ベンツのブランド力をアピールできる一台だ。


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