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2.6億円のケーニグセグ アゲーラRSRは日本限定3台

クリスチャン・フォン・ケーニグセグCEOとアゲーラRSR

クリスチャン・フォン・ケーニグセグCEOとアゲーラRSR




既に2台は売れており、残り1台も日本向け

2.6億円――ケーニグセグ アゲーラRSRの税抜き参考価格である。なぜ参考価格なのかというと、オプションをつけただけで、金額が相当変わってしまうし、為替の問題もあるからだ。こんな値段を出すと、「どうせ買えないから」なんていう声が聞こえてきそうだ。だが、クルマの最高値圏の一つであるアゲーラRSRについて知っておくのは、悪いことではない。人生にはムダが必要なのである。ムダと思ったことが後から有益になることは結構多いのではないだろうか。

ケーニグセグ アゲーラRSRケーニグセグ アゲーラRSR

セールス・マネージャーの中村仁史氏(左)、ケーニグセグ・ジャパンCEOの藤巻修平氏(中)、ケーニグセグCEOのクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏(右)

セールス・マネージャーの中村仁史氏(左)、ケーニグセグ・ジャパンCEOの藤巻修平氏(中)、ケーニグセグCEOのクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏(右)

さて、このアゲーラRSRは、アゲーラRSをベースに、特別なアップグレードを施したモデルだ。アゲーラRS自体は限定25台で、うち3台がRSRとしてカスタマイズされたというわけである。
その3 台が全て日本のカスタマーへとデリバリーされるというのが驚いた。ケーニグセグ・ジャパンの藤巻社長によれば「2台は売れてしまっており、残り1台も日本のお客様に販売予定です」とのこと。

アゲーラRSR

ルーフを取り外してフロントにしまい込むことができる

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カスタマーからの様々なリクエストが、RSR のデザインとスペックを決定する上で非常に重要な役割を果たしており、しかもそれらのリクエストは アゲーラRS の初
期オーダーと重なったため、のちの RS のカスタマーにも使用可能となるエアロパーツなどのパイオニアにもなってくれた。

エンジンはケーニグセグ製アルミニウム5.0L DOHC32バルブV8にツインターボが付き、最高出力は1160hp(1176ps)、最大トルクは1280Nmを発揮。これにオートモード付き7速パドルシフトが組み合わされる。

アゲーラRSR

アゲーラRSR5.0L V8ツインターボエンジン

5.0L V8ツインターボエンジン

シャシーはカーボンファイバーとアルミのハニカムシャシー燃料タンク一体型で徹底的な軽量化を図り、車両重量は1395kg。

RSR のエアロダイナミクス上の大きな特徴の 1 つがリアスポイラーで、RS のようなボディ後方にマウントされるタイプではなく One:1 に似たルーフから伸びるタイプのスポイラーが装着されている。これにより更に強大なダウンフォースを発生し、ハンドリングを向上させている。

アゲーラRSR

昆虫の触覚のようなミラー。これがあることで、有機体のような印象が出る

もう 1 つの大きな特徴は、One:1 と同様の、しかしやや短く独特のデザインをし
たルーフ後端のエアインテークだ。
CEO のクリスチャン・フォン・ケーニグセグは、「私達は創業以来、日本を当社にとって極めて重要なマーケットと見なしています。アゲーラRSR を生産しデリバリーするにあたって、日本のカスタマーと仕事が出来たことは我々にとって大きな喜びでした。アゲーラ RSR の発表は、既に充分エクスクルーシブだった存在の RS シリーズに新たな魅力を加えてくれました」とコメントした。

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3年後を目処に新しいモデルを予定

クリスチャン・フォン・ケーニグセグ

クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏。写真で見ていた限りでは怖そうだったが、実際にお話するととても穏やかで優しいお人柄だった

発表会終了後、ケーニグセグの最高経営責任者(CEO)であり創業者のクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏が、単独インタビューに応じてくれたので、紹介しよう。

――2006年にはケーニグセグCCXで、トップギア・ラップレコードを樹立しました。また、それよりも以前にジェレミー・クラークソンは、彼が最も好きな車としてCC83を紹介しました。また、UKの最新号では、レゲーラが10Pにわたって紹介されています。トップギアとの関係が深いクリスチャンさんですが、トップギアに関してどのような印象ですか。

「とてもエキサイティングで大事ななカーショーです。トップギアを通じて、ケーニグセグについて知って、ファンになってくれた人もいます」

――最近、日本の自動車市場は成熟しているので、日本の自動車市場は終わったと辛辣な評価をしているメディアもあります。そのような中で、クリスチャンさんが、日本市場に注目している具体的な理由はなんですか。

「たしかにそういう面もあるかもしれません。ですが、日本は、スポーツカーに対する伝統は、アジア圏の中で一番あると感じています。日本の自動車メーカーの製造技術も素晴らしい。長い間クルマに興味を持っている顧客もいるし、自動車文化への歴史がある。日本には、サーキットもたくさんあるし、山道もある。スポーツカーを楽しむという意味では、日本は最適だと思っているのです。ケーニグセグとしては、売り上げが伸びつつあるところです」

――クリスチャンさんは、22才とたいへん若くして会社を立ち上げられましたが、どういうビジョンを持って経営を行っているのですか。

「いま、世界中では貧富の差が広がりつつあります。クルマというのは生活を便利にしてくれるものです。でも、私は、クルマを買ってくれる人たちだけのためにクルマを作っているのではありません。自動車を製造するという世界で成功を納め、今の若い人たちに、私のようにになりたい、とインスピレーションを与えらるようなことも、目的の一つとしてはあるのです」

――ライバルと見ているクルマはありますか

「弊社と同じ自動車メーカーというのはありません。パワー、レベル、馬力、とスペックだけで見るなら、ブガッティ シロンが近いでしょうか。でも、車重は2000kg近くあってだいぶ重たいですね。エクストリーム スポーツカーの中で車重だけにフォーカスするなら、パガーニの方が近いと思います。だが、逆にパワーがない。ランボルギーニやフェラーリもあるが、量産型ゆえに、コストを下げなければなりません。そうするとケーニグセグ、ブガッティ、パガーニの3社が近いと思いますが、それぞれ違ったものを持っているので、比較するのが難しいですね」

――ヨーロッパ、米国、アジア、中東で、ケーニグセグの売れ行きは違いますか。

「最大の市場は米国です。そして中国、中東、それから英国、ドイツと日本といったところです」

――本社があるスウェーデンでのケーニグセグではどうでしょうか。

「スウェーデンは人口1000万人しかいないんです。これまで5台くらいしか売れてないけれど、人口比率から考えればそんなに悪くない数字かと思います。スウェーデンではブランドの方が会社の規模より大きくなっているくらいです。でも、今では自分の国だけじゃなくて、世界中で知られてきていますよ。プレイステーションのおかげもあります。冗談ですが、大人より子どもの方がケーニグセグに乗り慣れている、なんて言われています。ゲームから有名になっている要素も大きくて、子どもが遊びながらケーニグセグについて知っていくという図式が生まれています」

――将来の計画についてお聞かせください。

「この先3年後に新しいモデルを出す予定ですので楽しみにしていてください」



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