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”ダブル・バブル”のアストンマーティン ヴァンキッシュ ザガート コンセプト

アストンマーティン ヴァンキッシュ ザガート コンセプト

アストンマーティン ヴァンキッシュ ザガート コンセプト



コラボ5台目は600PSの”ダブル・バブル”

アストンマーティンとイタリアのミラノに本拠を置くカロッツェリアのザガートから、ヴァンキッシュ ザガート コンセプトが発表された。5月21日~22日にイタリア北部コモ湖畔で開催されるヒストリックカーの祭典「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で世界初公開される。5台目となるヴァンキッシュ ザガート コンセプトは、50年にも及ぶ両社の関係性を象徴するような大胆かつ繊細なデザインが大きな特長だ。

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ヴァンキッシュ ザガート コンセプトには、One-77由来のドアミラー、DB11の空力プロフィールの流れを汲む彫刻的なリアエンド、リトラクタブル・スポイラー、ラゲージ・コンパートメントのリアハッチなど、アストンマーティン・コンテンポラリー・デザインの要素が各所に見て取れる。ロアボディ全域に装着されたカーボンファイバー・シルにより、フロントからリアまで特徴的なラインが描き出され、そこから4本のエキゾーストが雄姿を見せている。
ガラス・エリアは、バイザーのようにボディワークを包み込み、アグレッシブなスタンスを強調。アストンマーティン・デザインの象徴であるサイドストレーキは、DB11と同様にホイールアーチからドアまで伸びる。このディテールは、創業100周年記念モデルであるCC-100に初採用されたものでもあり、さらなる進化を遂げている。また、リアホイール・アーチのシャープなクリースがリア・フランクへと溶け込み、流麗なルーフラインと融合している。
Aston Martin Vanquish Zagato Concept_03_tnルーフには、アイコン的な“ダブル・バブル”が施され、なだらかなルーフラインの曲線がそのままリヤウィンドウへと繋がり、特徴的なリア・シルエットとなっている。“ダブル・バブル”は、1950年代初頭からザガート・デザインのシンボルとみなされていますが、本来は空力への影響を最小限に抑えつつ、ヘルメットを着用したレーシングドライバーのヘッドクリアランスを確保するために採用されたデザインだった。あわせて自然吸気V12エンジンにもアップデートが施され、最高出力は600PSに達し、ドライビング・ダイナミクスが向上している。
Aston Martin Vanquish Zagato Concept_10_tnインテリアには、アストンマーティン一流のクラフトマンシップの伝統を惜しみなく発揮。ヘリンボーン・カーボンファイバー、アルマイト処理されたブロンズ、アニリン・レザーを組み合わせてダッシュボードを製作し、ベントやロータリー・スイッチには豪華な素材クオリティが明確に現れている。シートやドアセクションには、ユニークな“Z”パターン・キルトがあしらわれ、ザガートのイニシャルである“Z”が、ヘッドレストにはエンボス加工で、センターコンソールにはステッチで、それぞれ施される。
自動車史に燦然と輝くアイコンである1960年型DB4 GT ザガートに始まり、新しくは2011年型V12 ヴァンテージ ザガートへと繋がるコラボレーションは、アストンマーティンのデザイン史の重要な道標であり、モータースポーツをインスピレーションの源とするザガートのデザイン・ランゲージが明確に表されている。これまでに誕生した4台のスポーツカーは、アストンマーティン・デザインの中でも特に前衛的な作品として知られている。
Aston Martin Vanquish Zagato Concept_06_tnAston Martin Vanquish Zagato Concept_07_tnマレク・ライヒマン率いるアストンマーティン・デザインチームおよびイタリアのミラノに本拠地を構えるアンドレア・ザガートと彼の専任デザインチームの密接なコラボレーションによってデザインされた。英国ゲイドンのアストンマーティン本社で開発・エンジニアリングされたこのコンセプトモデルは、アストンマーティンならではのプロポーションが維持され、今にも走り出しそうな躍動感とダイナミズムが強調されている。すべてのボディワークはカーボンファイバーで製作され、大きな1ピースパネルを使うことによって、ボディパネルの継ぎ目に現れるスプリット・ラインを大幅に減らしている。円形リフレクターを採用したテールライトは、ザガート・デザイン伝統のリアビューを彷彿とさせる。さらにこのユニットには、サーキット専用のスーパーカー、アストンマーティン ヴァルカンと同一のLED“ブレード”テクノロジーも応用されている。
アストンマーティン・エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、Vanquish Zagato Conceptについて次のように述べた。「アストンマーティンは長年にわたって、独自のデザイン・ランゲージを発展進化させるとともに、洗練させることに磨きをかけてきました。さらに、CC-100、One-77、ヴァルカンなどのスペシャルシリーズ・モデルによって、時代の先を追い求めてきました。ヴァンキッシュ ザガート コンセプトは、アストンマーティンとザガートが力を合わせ、いかにしてアストンマーティン・デザインの境界を押し広げるかを雄弁に物語っています。」
また、ザガート最高経営者(CEO)のアンドレア・ザガートは、「私たちは、アストンマーティンとの強力なパートナーシップとともに、両社の叡智を見事に共有してヴァンキッシュ ザガート コンセプトを製作したことに誇りに感じています。このニューモデルは、50年前から連綿と続く重要な関係の本質を表しています。」と述べている。

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