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“ミニバンはメッキ顔なら鉄板で売れる”これってホント?元企画開発者が解く国産メーカーのマーケティング

ホンダ STEP WGN SPADA/ステップワゴン スパーダ

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マーケッターには3つの顔が必要
そうだと思います。では、どうしたらいいか。競合他社と差別化し、個性化した商品を開発するためには、ユーザーの頭の中に入り込み、ユーザーに「ココはいい」「これがいい」と言ってもらえるような、つまり、ユーザーのニーズでなく、まだユーザー自身も気づいてない「魅力商品」を創造し、お客さまに提供する事が求められます。
これからの時代のブランド戦略は「商品を通じて顧客と市場を創造する」ことが最重視されると思われます。

この変化に対応するためには、今までのマーケティング手法を抜本的に見直し、再構築していかなくてはいけません。つまり、単にあれが売れている、これが評判いいということではなく、お客さまの価値観の本質を捕まえて魅力的な商品を作り、お客さまの先回りをしていて「実は、こういうのが欲しかった」と最終的に言ってもらえるマーケティング手法を再構築すること、それが、結果的に他社と異なる商品を生み出し、自社のブランドアイデンティティを確立することに繋がります。同じ顔、ボツ個性の商品が、お客さまに疎まれる時代、島国で農耕民族だった日本にもとうとう、そういう時代が来ているように思います。

ー他社を知ることは大事だけれども、そこで横並びしかできないようではユーザーから見向きもされなくなるということでしょうか。厳しいですね。

厳しい競争を勝ち抜くためには、マーケッターも考えを変えていく必要があります。時代の流れ、今風に言えば時代の空気を読む事は、マーケッターにとってもっとも大切なことの一つです。これは市場調査では掴むことのできない、マーケッターが日々の暮らしでセンス良く感じ取っていくものです。その意味では、現代のマーケッターは、クリエーターと技術のエキスパートと言う3つの顔を合わせ持つことが求められます。
マーケッターの責務は、「顧客に感動を与える」、「顧客に欲しいと言ってもらえる」価値ある製品を生みだすことです。市場の動きが激しさを増す今日、マーケティング手法を刷新し、マーケッターのセンス、スキルを、ステップバイステップで着実に向上させていくことが求められています。

ーありがとうございました。

繁氏の話しを聞いていると、自動車メーカーにかぎらず物を作って売る商売の人は、作り手がユーザーに新しい魅力を提案できないとならないことを痛感した。もちろん同業他社が何をやっているのか調べるのはとても重要だが、問題はその先だ。だが、昨今の経済情勢から、ユーザーの目がとても厳しくなっているのも事実である。没個性の商品が見向きもされなくなるのに、そんなに時間はかからない。それはすなわち、作り手にとって”死”を意味することでもあるのだ。

 

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